外壁塗装にかかる期間とおすすめの季節は?
外壁塗装にかかる期間とおすすめの季節は?
このページでは、「外壁塗装にかかる期間とおすすめの季節は?」をご紹介しています。
2021/01/31
外壁塗装は屋外での施工となるため、仕上がり具合がその日の天候によって大きく左右されます。
また、塗装職人さんたちは2~3人で施工にあたりますが、例えばこの人数を増やしたところで施工のスピードを速めることはできません。
このページでは、塗装に適した気候条件、施工期間について確認すべき項目等をご紹介します。
コンテンツ目次
外壁塗装の工事期間の目安は8日間から12日間
外壁塗装の工事の流れとして、まず足場組みや外壁の洗浄、養生などで大体3日ほど費やし、その後ようやく外壁の塗装を始めます。
塗装職人さんたちは2~3人で施工にあたりますが、例えばこの人数を増やしたところで施工のスピードを速めることはできません。
なので、日本の戸建て住宅の平均的な坪数、30~40坪程度の場合、屋根も含めた外壁塗装にかかる期間は8~12日間が目安となります。
塗装業者のサイトでは「3回塗り」という単語を良く目にすると思います。
これは下塗り・中塗り・上塗りの3回という意味で、中塗りと上塗りで塗料がしっかりと壁に定着するように下塗りをします。
これらの工程は塗料が完全に乾いてから重ねて塗っていかなければ塗料本来の性能が発揮されないため、下塗りに1日、中塗りに1日、上塗りに1日かけます。
ですが、悪質な塗装業者だと塗料が乾ききる前に中塗りや上塗りをしてしまって期間を短縮し、人件費を削減しようとするところもあります。
施工期間については初めに職人さんによく確認し、可能なら自分でも「今日はどの工程なのか?」を確認してみる必要があります。
外壁塗装には適した気候条件がある?外壁塗装における各シーズンのメリット・デメリット
外壁塗装は外で施工するため、仕上がり具合や施工スピードがその日の天候によって大きく左右されます。
気候変動が激しい近年、適切な「季節」があるとは一概には言えません。
塗装の効果を最大限に得るには、塗料に適した「気候」のもと施工することが重要となります。
塗料に適した気候の目安としては、気温15~30℃前後、湿度75%以下と言われています。
また、どのシーズンにも悪条件があります。
しいて言えば、湿度の低い春と秋が外壁塗装に向いているシーズンです。
しかし地域の信頼が厚い塗装業者なら、どの季節であっても天気や気候の状況を読み適切な施工をしてくれるはずです。
その意味では、各シーズンのメリットデメリットを押さえておけば、外壁塗装の施工を考える際の参考材料になると思います。
以下にメリット・デメリットをまとめておりますので、参考にして下さい。
春の外壁塗装
メリット:気温と湿度が塗装に向いており、雨さえ避ければしっかりとした施工となる可能性が高い
デメリット:この時期に塗装工事を希望する人が多く、良い塗装業者をおさえるのが難しい
梅雨の外壁塗装
メリット:梅雨時に塗装工事をする人は少ないため、塗装業者は手空きの時期。人気の優良業者に依頼するチャンス
デメリット:雨が多く工期が伸びる可能性大。管理がしっかりとした業者でなければ、施工不良になるケースも
夏の外壁塗装
メリット:気温が高く塗料が乾きやすいので、工事の進みが早い
デメリット:施行中は窓を閉め切りエアコンが使えないケースがあるので、事前に確認が必要
秋の外壁塗装
メリット:雨や台風が多い時期ですが、晴れの日なら気温・湿度とも塗装には最適な季節です
デメリット:塗装業者の繁忙期です。希望の業者がある場合は早めの予約が必要
冬の外壁塗装
メリット:施工中に窓を閉め切っていても、不自由を感じない
デメリット:気温が低すぎたり結露や霜が発生したりした場合は、工期が延びる可能性も
外壁塗装ができない気候・天気条件
外壁塗装の仕上がりは気温や湿度に大きく影響されます。
ある意味、外壁塗装を行うシーズンはいつでもOKでありNGです。
しかし、塗料メーカーからは「塗装できない気候条件」も発表されています。
・気温が5℃以下の場合
・湿度が85%以上の場合、および雨や雪の日
このような条件では以下のような事が起こります。
・塗料の乾きが悪くなり、ひび割れや剥がれが生じる。
・塗料の粘度が上がり乾きにくくなるため、壁に刷毛目が残ったり、ツヤのない仕上がりになる。
上記の条件からすると、雪深い地域や気温が氷点下になる地域でなければ、天気のいい日ならいつでも施工可能ということになります。
東京に関して言えば、冬でも氷点下になる日は少なく雪が降っても積もることは稀なので、外壁塗装で季節を選ぶ必要はないと言えるでしょう。
しっかりとした塗装業者に依頼すれば地域の気候に適した施工時期などもアドバイスしてくれます。
外壁塗装で失敗しないためには、施工時期よりも塗装業者選びに注力することが重要です。