雨漏りが起こったら屋根塗装と葺き替えどっちがいいの?
雨漏りが起こったら屋根塗装と葺き替えどっちがいいの?
このページでは、「雨漏りが起こったら屋根塗装と葺き替えどっちがいいの?」をご紹介しています。
2021/01/31
雨漏りは、住まいに関する修理の中でも緊急性の高い修理となります。
時間が経てば雨漏り箇所の周辺木材が腐るなど、被害が大きくなっていきます。
そんな雨漏り修理において、屋根塗装と葺き替え、どちらで修理をするのかを迷っている人もいるのではないでしょうか。
このページでは、屋根修理の修理方法の違いについてお話します。
コンテンツ目次
屋根修理・雨漏り修理の方法は大きく分けて3種類
一般の方は知らない人も多いですが、屋根修理の方法は大きく分けて3種類あります。
・屋根塗装
・カバー工法
・葺き替え工事
になります。
屋根塗装はその名の通り屋根材に塗装を施す作業となり、塗料を塗ることで防水性や耐久性を蘇らせます。
カバー工法とは、既存の屋根材の上に別の屋根材を取り付ける方法です。
この方法の場合は、屋根が二重になるイメージになります。
そして葺き替え工事は、既存の屋根材を撤去して新しく屋根材を取り付け直す方法になります。
どの方法が適しているのかは被害状況による
結論から言いますと、どの施工方法で屋根修理・雨漏り修理をするべきなのかというのは、屋根の状態によって変わってきます。
そのため一概には言えませんが、室内までひどく雨漏りしている場合には基本的に葺き替え工事をするべきでしょう。
ひどい雨漏りが起こっていない場合には、屋根塗装による屋根表面の塗膜の防水機能を蘇らせることで雨漏りが収まる場合もあります。
雨漏りはいきなり起こるのではなく、徐々に症状が出てくるものです。
屋根の構造は、
・野地板
・ルーフィング
・屋根材
という順番で取り付けられており、ルーフィングと屋根材が防水機能を持っています。
つまり、雨漏りが起こっているということは、屋根材だけではなくルーフィングや野地板にも破損がある可能性が高いのです。
その場合、屋根表面だけに塗装をしたり、屋根材を交換したとしてもすでに下地部分が水を含んでいる可能性があり、結局雨漏りが止まらないという恐れもあります。
最近の住宅は、断熱材の影響で乾きにくい構造になっているところが多いです。
そのため、折角屋根材を交換・修理したとしても、内部の木材が腐ってしまう可能性があるのです。
正しい現状把握には専門家の調査が必須
前述したように、屋根の内部の状態や下地・ルーフィングといった部分は、一般の方が調査するのは難しいです。
そのため、電話やメールでの見積もりではなく、直接現地に来てもらって調査してくれる施工業者に見積もりを依頼するのがお勧めです。
その道何十年というベテランの職人さんが、正確に現状把握を行ってくれます。
正確に現状把握を行えば、
「本当はこういった修理も必要だ」
「この部分は修理の必要ないが、経年劣化もあるから交換した方が良い」
など、専門家としての意見を聞く事が可能です。
場合によっては、今は何も症状が出ていなくても放置しておくと非常に危険な状態になっているのが見つかる場合もあります。
シロアリなどは雨漏りが原因で発生する危険性がありますが、気付かない内に家の柱の内部が空洞化させられてしまう事もあります。
その結果、柱の耐久性が下がってしまい非常に危険です。
もしも勝手な判断で修理方法を間違ってしまった場合、後でもっと大きな修理が必要になることも多く、費用的にも時間的にも大きな損失が生まれる可能性が高いでしょう。
雨漏りが起こっている場合、まずは専門業者に診てもらい、塗装工事で直るのか、それとも大掛かりな屋根工事が必要なのかを判断してもらいましょう。
私がこのサイトでご紹介しているお勧めの塗装業者は、現地に来てもらっての調査が無料の塗装業者ばかりです。
加えて、もし塗装工事で済む場合でも、専門的な知識や技術を元にランキングを付けさせていただいておりますので、塗装業者選びに失敗する可能性は低いでしょう。
中には技術や知識のない塗装業者もいるので注意が必要
私がご紹介している塗装業者ではそういった事がありませんが、東京を見渡せば技術や知識のない業者も数多く存在しています。
前述したように、屋根の修理方法には大きく分けて3つの種類がありました。
この内、最も技術や能力が必要なのが、屋根を全面的に取り替える葺き替え工事になります。
ルーフィングや野地板がきれいな状態であればカバー工法という選択肢もありますが、そうでない場合は必ず葺き替え工事が必要になります。
しかし、悪徳な施工業者、技術が低い業者はこの葺き替え工事が出来ない場合もあります。
そのため、どのような調査結果になっても見積もりはカバー工法になることがあるのです。
そういった業者を見極めるためにも、複数業者に相見積もりを取るのが良いでしょう。
お互いの見積もりの詳細を確認し、違いがある場合には「なぜそのような施工を行うのか?」という理由を確認しておきましょう。
また、見積もりは正しかったとしても、実際に施工をしてみると見積もりの内容と違った施工内容になるといったトラブルもあります。
ですので、人間として信頼できるのかという面も見ておくと良いです。
資格を持っている職人さんであれば資格を確認したり、施工業者のホームページがある場合には過去の施工内容などを見ておきましょう。
きちんと施工内容を載せている会社は、ある程度信頼できると考えて良いです。
反対に、内容を隠そうとする業者や見積もりをざっくりとしか記載しない業者、契約を今すぐにさせようと必至な施工業者は信頼してはいけません。