外壁塗装をおこなうベストな時期は?こんな症状が出たら塗替えの検討を!
外壁塗装をおこなうベストな時期は?こんな症状が出たら塗替えの検討を!
このページでは、「外壁塗装をおこなうベストな時期は?こんな症状が出たら塗替えの検討を!」をご紹介しています。
2021/05/30
『新築から10年後?』『不具合がないからまだいいのかな?』など
外壁塗装をいつ行っていいか迷われる方も多いと思います。
今回は外壁塗装を行うひとつの指標として塗装が劣化しているサインと塗装工事を行うおススメの時期をご紹介いたします。
劣化のサインを知り大切な家の寿命を延ばしましょう。
コンテンツ目次
外壁塗装をおこなうべき劣化のサインはこれ
チョーキング現象
紫外線や雨風により塗装の表面が劣化し手で触った時に白い粉が付く状態を言います。
チョーキング現象は塗装の劣化のサイン。放って置くとそのまま劣化が進み壁面にひび割れ等が起こる可能性があり早めの対応が必要です。
外壁塗装の色褪せ
月日が経つにつれ新築当初または外壁塗装を行った当初に比べ外壁の色褪せは進んでしまうものです。
チョーキング現象等の明らかな劣化が見られなくとも色褪せを感じ始めたら塗替えの検討もされると良いかと思います。また日陰になる場所と直射日光が当たる場所では劣化の進み方も違ってきます。色褪せ具合も場所によって差があるので注意して確認してみてください。
壁面への苔、藻、カビの発生
日陰の場所や日陰になりやすい場所へは苔、藻、カビが発生しやすくなります。緑かかっているのは苔や藻、黒くなっているのはカビの可能性があります。元々塗料としてはこれらを防止をする機能を備えていますがその機能が失われていくと苔やカビの発生に繋がります。酷く進行してくるようであれば薬剤での洗浄を行い外壁塗装をすることをおススメします。
塗膜の剥離や割れ
塗装が壁面から剝れている所を見たことがありますでしょうか?この現象も塗膜の劣化が原因で表面の塗装が剝れたり割れが発生しそこから雨水が入り建物にダメージを与えてしまいます。進行する前に早急な対策が必要な状態です。
シーリング材の剥がれや割れ
シーリング材の劣化が進むと剝れや割れが起こります。サイディングボードとのつなぎ目やサッシ廻りにシーリング材が使われますが割れなどを放置するとそこから雨水が侵入する恐れがあります。一般的にコーキングの対応年数は5年~10年。剝れや割れが見られたら『打ち増し』や『打ち替え』を行い補修を行いましょう。
窓サッシ下の割れ
サッシの下のひび割れは雨水が伝って入りやすく雨漏りの原因にもなる為早急な対策が必要です。
サイディングやモルタルのひび割れ
劣化からひび割れが起こります。こちらも雨水が入り雨漏りの原因になります。
鉄部に錆が出ている
雨樋の固定金具や玄関ドア、窓の格子などに錆が出ている場合は塗膜が剝れてきているサインです。
壁ばかりに目をやりがちですが錆びの広がりを防止するためにも鉄部にも目を向け確認することが大切です。最近は鉄に変わり錆びの出ないアルミ製が使われる事が多くなってきました。しかしアルミも劣化が進み放置していると白い錆が発生するので注意は必要です。
塗装工事の最適時期を逃すとこんなリスクが。
塗装時期は10年前後を目安にと言われてはいますが地域や立地の環境によって適切な時期には差があります。劣化が進んできたかな?と感じたらご自身でもチェックを行い塗装する時期を判断しなくてはいけません。では適切な塗装の時期を逃すとどのような事が問題となるでしょう。ここでが塗装時期を逃したときに起こりがちなリスクについて紹介をいたします。
塗装時期が遅れ続けると、修繕費用が掛かることも
まだ塗装をしなくてよいかな?と思っているといつの間にか塗装だけでなく修繕をしないといけない箇所が増え塗装費に加え修繕費が必要となってしまうケースがあります。
例えば外壁のひび割れは小さなものであれば塗装工事で埋めてしまう事も可能です。ただ大きくなりすぎると塗装の前に補修が必要になり費用もその分高額になってしまうケースがあります。
ひび割れに気付き早めの対処を行っていれば補修費分の費用がかからなかった可能性があります。
またサイディングに関しても劣化が進みすぎると割れや欠けが起こってしまいます。大きな症状ですとやはり塗装工事では修復が難しく新しいものに交換しなくてはいけません。当然費用としても高額になる可能性があります。
このように早期に対応できればトータルとして費用が抑えられたケースもあります。定期的にチェックを行って気になる症状があれば専門の業者に相談をするのが良いでしょう。
外壁塗装をしないままだと家の寿命が短くなる
塗装は美観の向上だけでなく建物を雨や風、紫外線などから守ってくれるという大きな役割を持っています。特に雨の多い日本において防水機能は建物にとってとても重要です。塗装の劣化を放置し防水機能が失われた状態の箇所があるとそこから雨水が侵入し建物内部にもダメージが及んでしまいます。内部のダメージは外からは分かりにくく知らない間に躯体へ影響が進み結果建物の寿命を短くしていまう可能性があり注意が必要です。家を快適に長持ちさせる為にも適切な時期に塗装工事を検討する必要があるのです。
外壁塗装に最適な時期。メリットとデメリットを紹介
外壁塗装を行う上で時期を選ぶとしたらいつがいいのでしょう?春?夏?
そんな疑問を持つ方へ塗装工事における各季節ごとのメリット、デメリットをご紹介いたします。
業者への依頼の参考にしてみてください。
ちなみに外壁塗装の作業環境は一般的に
気温:5℃以上
湿度:80%以下
と言われており梅雨の湿度が高い日や真冬の極端に気温の低い日など作業ができない場合もあります。
春
・メリット
湿度が低いので塗料が乾きやすく施工の時期としてはベストです
職人としても働きやすい環境
・デメリット
天候がやや不安定で工期が伸びてしまうことがあります
繁忙期の為職人の確保も難しく結果施工費用も上がる傾向があります
梅雨時期
・メリット
現在の塗料であれば湿度を守れば施工することは可能です。
天候も雨が降っていなければ施工できます。
・デメリット
雨が降ってしまうと施工ができない為時期的には工期は長くなりがちです。
夏
・メリット
気温が高いと塗料の乾きも早く、塗料の伸びも良いので施工スピードが上がります。
・デメリット
塗装工事は建物全体に養生をするので基本的に窓を開けることができません。夏場窓の開閉が出来なくなるとを想定しておきましょう。
秋
・メリット
空気が乾燥しており塗料の乾きも早く施工しやすい時期と言えます。
気候も穏やかで工期も予定通り行く事が多いです。
・デメリット
台風の日に当たると工期が延びてしまう。
冬
・メリット
空気が乾燥しており塗料の定着が良く作業効率が上がります。
また冬場ですので建物の窓が開けらなくても支障が無い場合が多い。
・デメリット
地域によっては積雪などの影響あり。また日照時間も他の時期に比べて短く工期に影響が出る場合があります。
上記各季節ごとのメリット、デメリットをまとめました。
また季節以外にも年末年始のタイミングやお盆、ゴールデンウィークなど各イベント開始に完工日を合わせて塗装工事を行いたいという要望も多くあります。
なぜ雨だと外壁塗装は工事できないのか
雨が塗装工事において良くないというのは何となくイメージできるかと思います。では具体的になぜ工事ができない(しないほうが良い)のでしょうか?
主な理由を2つ紹介します。
- 雨によって塗料が流れてしまい塗装工事が綺麗に仕上がらない可能性がある
- 塗料に雨水が混ざってしまうことで薄まり通常の施工よりも長持ちしない可能性がある
塗装工事中は養生をしている影響で窓などの開閉が困難なことから多少の雨で合っても作業をしてほしいと思われる方もいるかもしれません。ただ出来上がりの品質を考えると雨の日は作業を止めて休みを入れることも重要なのです。
雨だけでなく湿度や気温にも注意しましょう
雨の他にも湿気や気温にも注意する必要があります。
先ほども紹介しましたが塗装工事の理想の環境は一般的に気温:5℃以上 湿度:80%以下とされています。
この条件以外だと湿度が高い影響で乾燥までに時間がかかったり寒い日は塗料が凍ってしまう可能性もあります。また外壁に結露や霜が降りている時や強風で砂埃が酷く立つ時も作業を見送る時があります。
安く外壁塗装を依頼したい方
助成金を活用しよう
お住いの地域の自治体によっては外壁塗装や住宅リフォームに使える補助金を出している所があります。
補助金額としては10万~30万程受け取れる場合があり高額な外壁塗装工事にとても助けになる補助金です。
自治体によって申請方法や制度も異なるのでHPやなどから要件等を確認するとよいでしょう。
閑散時期に依頼して価格交渉をしてみる
季節毎のメリット、デメリットをご紹介しましたが特に梅雨の時期、真夏、真冬は工事の依頼が他の時期に比べて少なくなります。ただ気温:5℃以上湿度:80%以下を守っていれば基本的に工事は可能です。みなさんに少し時間的な余裕がある場合はこれらの時期に依頼を検討し塗装業者へ価格交渉を行ってみても良いかもしれません。
相見積もりを取る
工事をする際は一社だけでなく複数の業者へ見積を依頼しましょう。また見積を取った際は下記の項目についてとくに注意して比較を行ってください。
- 施工内容が具体的かどうか
- 工事費用に大きな差が無いか
- サービス内容を各業者で比較してみる
施工内容が具体的かどうか
見積書が提出されたら内容を確認しましょう。特に『一式』などで料金がまとめられている場合は料金が不明瞭な場合がある為具体的な内容を確認しましょう
工事費用に大きな差が無いか
複数の見積もりの中で極端に高い場合や逆に安い場合は注意しましょう。
安すぎる場合はお得に感じるかもしれませんが施工の中で通常の工程を飛ばしたり後で追加料金を請求され結果高額になってしまう場合もあります。(塗り方の工程だけでも下塗り、中塗り、上塗りと最低でも3工程に分かれている事が一般的です)
元々の見積が他社に比べてかなり高額な場合は悪徳業者の可能性もありますので注意が必要です。
サービス内容を各業者で比較してみる
値段が同じでもサービス内容が違う事は良くあります。
施工内容をよく確認し金額に見合った業者選びをすることが大切です。
まずは3社ほど見積もりを取ってみましょう。大体の値段相場と施工内容が見えてきます。
自社施工の業者を選ぶ
塗装工事を行う場合は自社施工の業者を選びましょう。
自社施工の良いところは全ての作業を自社で行うのでこちら依頼に対しての柔軟な対応や時間的にもスピード感持って対応してくれます。
逆に仲介手数料が発生するような営業だけの会社にはお気をつけ下さい。高額な仲介手数料により実際の施工会社には適切な金額で発注されず結果丁寧な施工を受けられない場合があります。
詳しくは『外壁塗装の自社施工と下請け施工との違いについて徹底解説』のページで紹介しています。
外壁塗装をするタイミングで屋根塗装も一緒に施工を考える
外壁塗装、屋根塗装をする場合は足場を設置する必要があります。外壁塗装をする際に屋根塗装も一緒に依頼することで足場節約することができ価格の交渉もしやすくなります。
今後長い目で見たとき、トータルの費用を抑えたい場合は屋根塗装も一緒に検討してはいかがでしょう。
まとめ
不具合が無ければ大丈夫だ。と思いがちですが劣化部分を見つけるのはその建物の住人でさえ困難な事です。
またこれまでにご紹介したようにひび割れや欠けなどが起こってからの対処では遅い場合もあります。
特に雨水が入るような亀裂の場合は表面だけでなく建物の内部までダメージが及ぶことがあるので特に注意が必要です。
外壁塗装の耐久性を保つには一般的に10年前後毎に行うとよいと言われています。
ただ塗装をしてから8年程たったらセルフチェックで塗装の状態を確認し専門業者に定期点検、メンテナンスをお願いすることで塗装や建物の寿命を延ばすことができます。
こちらのサイトでは無料で東京で評判の塗装屋さんを紹介しています。外壁塗装をお考えの方是非ご活用ください。