雨が降った時、外壁塗装工事はどうするの?雨が与える影響をご紹介

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雨が降った時、外壁塗装工事はどうするの?雨が与える影響をご紹介

このページでは、「雨が降った時、外壁塗装工事はどうするの?雨が与える影響をご紹介」をご紹介しています。

2021/11/30

結論、雨の日に塗装工事はできません

日本は雨が多い国ですので工事期間の間ずっと晴れではないことは良くあります。
雨の日の施工は塗料が流れてしまう等のデメリットがありいい影響を与えるものはありません。

では具体的に雨が塗料に与える影響にどのようなものがあるかを紹介します。

塗料の耐久性を低下させてしまう

雨の中で作業をすることで塗料に雨水が混ざってしまいます。薄まった塗料は本来の耐久性を損ない塗装後の劣化が早まる等の影響があります。
また外壁に付いた水が邪魔をして塗りムラが起ってしまうだけではなく水泡が出ることで仕上がりに大きな差が出てしまいます。

塗料が持つ本来の効果を発揮する事ができれば長い期間雨風から家を守る事ができますが、雨水が入った状態での施工をしてしまう事で劣化の現象であるチョーキングや剝れなどが起り数年でひび割れを起こしてしまう可能性があるのです。
塗装面の劣化は防水という機能面だけではなく美観も損ねてしまうため施主にとって大きな悩みのひとつとなってしまうのです。

湿気によって乾燥が遅れてしまう

雨の日は当然湿度が高くなります。直接雨水が塗料に混ざらなくても空気中の水分を塗料が取り込んでしまいます。
塗装業者が工事をするかどうかを決める一つの目安が湿度80%~85%といわれており多くの業者がこの数値を超える湿度の場合は工事をしないと決めている業者も多くあります。

塗装工事は下塗り、中塗り、上塗りと何度も塗料を重ねて施工を行います。その際、前工程で塗った塗料が乾いていないと上手く定着せず効果を発揮することができません。また気温5度以下の場合も結露などの水分が塗料に混ざってしまう事から塗装に適さない環境とされています。

工期が長引いてしまう

雨の日や作業の途中で雨が降ってしまった場合は作業をとめなければいけません。
雨が降りそうな日は多少降っても問題無い軒天などの塗装を行うことが多いですがそれでも作業進みは晴れの日より悪く着手できない箇所も増えるので工期が延長してしまう事もあります。
塗装工事を依頼する際は依頼する側も余裕を持ったスケジュールを立てる事をおススメします。

工期が延びるとその分の費用は追加されるのか?

基本的に天候が理由で工期が伸びたからと言って追加請求する業者はいないと考えて問題ありません。
むしろ雨の影響で施工不良が起った場合は無償で保証してくれる業者もいます。その点は依頼時に良く確認を行うとよいでしょう。

早く工事を終わらせて欲しいと思う方もいるかもしれませんが、優秀な職人であれば綺麗な施工をしたいと考えスケジュールを調整してくれますのでできるだけ柔軟に対応できる準備をしておいた方が満足した仕上がりしてくれるはずです。

塗装工事において天候はどうしても影響されるポイントです。
施主だけでなく業者も同じデメリットを抱えている事を考えに入れておくことが必要です。

業者のケガリスクが上がる

外壁塗装では高所作業もある為足場を組んで工事を行います。塗装職人はプロですがやはり雨の日のケガのリスクは上がり足元が滑って転落等の危険性があります。
また雨天時の作業は作業以外に気を使う場所が多く本来の技術が工事に発揮されにくくなって今います。

仕上がりやケガのリスクを考えても雨天時の作業は効率的ではありません。

雨の日でできる外壁塗装工事

外壁、屋根の高圧洗浄

塗装工事前には高圧洗浄で表面に着いたホコリ、チリ、砂等を洗い流す工程があります。水を使った洗浄なので外壁が雨水に濡れていてさほど影響が出ることはありません。
ただ上記でも記載したように高圧洗浄も高所作業になることに変わりはありません。

道具を持っての作業ですので足元が見えづらくなり濡れた足場で滑るリスクも潜んでいます。
高圧洗浄の工程であっても雨天時は実施するか判断が必要です。

足場組立、解体

足場の組立、解体は小雨の状況という制限は追記ますが基本的に作業は可能です。
しかし足場の部材は1つ1つ重量があるため手元が滑り落下事故などの危険性がある為、作業時は注意が必要です。
その時の時期、天候で判断が必要になる工程です。

飛散防止シートの設置

足場を設定した後に塗料が近隣へ飛散しないようにメッシュ地の飛散防止シートを張る作業です。
こちらは基本、外壁部分を触る事は無いので足場工事と一緒に行われる作業です。
よって足場の設置が可能な天候であれば基本的にシートの設置も可能となります。

雨の日に外壁塗装ができないこと

塗装工事

雨の日や雨が降ってくると作業を切り上げる業者がほとんどです。仕上がりに影響が出る他、上記で説明したように足元が悪くなりケガのリスクが伴うからです。
早く進めて欲しい気持ちもあるかもしれませんが綺麗な仕上がりをさせてるための判断だと理解をする必要があります。

養生・養生はがし・撤去

養生は塗装工事の前に塗料が不要な箇所へ付かないように窓や室外機、床等に覆うための物です。ビニールにテープが付いた物が基本で張り付けてひだになったビニールを広げる事で覆う事ができます。「マスカー」と検索するとネットでも出てきます。

こちらの作業は雨の日行う事は基本的にありません。
表面が濡れているとテープを接着することが難しい為です。
また剥がす際も雨天だと養生に付い塗料のカスが舞って他の箇所に水分と混ざってついてしまうと処理するのが難しくせっかく綺麗に仕上げた塗装面を汚してしまうリスクがあるからです。

小雨であれば影響のない軒天など雨の当たりにくい箇所から養生の施工や撤去など行うことがあります。

 

依頼する施主が雨天時に対応するべきこと

業者が無理な施工を行っていないか確認する

ここまで書いたように基本的に雨天では作業は行いません。
雨が降っている中で塗装作業をしている場合は工期を遅らせたくない、早く終わらせてしまいたいという気持ちの現れです。塗装後の品質が劣ることはもちろん作業中のケガのリスクも抱えていますので中断をお願いすることや作業内容を確認することが必要になります。

雨が続いてしまうとスケジュールも遅れてしまいます。
何日も作業ができない日が続いた場合は工事再開時期や完了時期を確認しておくとよいでしょう。
優良な業者であればスケジュール等を出してしっかりと対応してくれるはずです。

まとめ

いかがでしょう。
この記事は雨天が塗装工事に与える影響を詳しく紹介しました。
塗装工事が始まってしまうと窓が空けられない、洗濯物が干せないなど日常生活に支障がでる場合もありますが綺麗な塗り替えを行ってもらうためにスケジュールには余裕を持ち天気などのイレギュラーな場合も柔軟に対応できる体制を整えておくことをおススメします。

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塗装工事をお考えの方はまずご相談してみてはいかがでしょうか。

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