外壁塗装に火災保険が使えるの?使えない条件とは?
外壁塗装に火災保険が使えるの?使えない条件とは?
このページでは、「外壁塗装に火災保険が使えるの?使えない条件とは?」をご紹介しています。
2024/06/10
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外壁塗装に火災保険が使えるの?使えない条件とは??
外壁塗装には、大きな金額が必要になることが多いです。
そのため、メンテナンスを後回しにしている人もいると思いますが、それは家の寿命を短くしてしまう危険性があります。
実は、外壁塗装には火災保険が使えるケースがあるため、もしかしたら無償でメンテナンスが出来るかもしれません。
このページでは、外壁塗装に火災保険が使えるケースと使えないケースについて説明します。
外壁塗装に火災保険が使えるって本当?
外壁塗装には、火災保険が使えることがあります。
火災保険には、通常「風災」という項目が設けられています。
この風災とは、台風などによって被害が出た部分を、修復するために使われる項目になります。
基本的には風による災害ということになりますので、大雨や洪水などの項目は別で用意されています(水災など)。
・自分自身で申請する必要がある
・保険会社の審査がある
などの条件はありますが、この風災を利用すれば無料で施工を行うことが出来る場合があります。
この火災保険が使用できる範囲は非常に広く、屋根や外壁はもちろんのこと、付帯部分やガレージなども適用対象になりますので、活用しない手はありません。
この時の注意点としては、
「必ずもらえるとは限らない」
ということです。
あくまでも見積もりをベースにして、保険会社の審査が通った場合にのみ支払われるのです。
中には、
「必ず保険が下りて無料で施工できる」
と言って勧誘してくる悪徳業者もいるようですので、次項で説明する「使えない場合」も参考にしながら、施工を検討して欲しいと思っています。
また、この火災保険は既に施工が完了してしまっていたとしても、保険法で3年以内の施工が保険の対象内となっているため申請が出来る場合もありますので、保険会社に一度相談してみてはいかがでしょうか。
外壁塗装で火災保険が使えるケース・使えないケース
では、どのようなケースで火災保険は使用でき、どのようなケースでは使用できないのでしょうか。
見積り金額が20万円以上
風災を使用するためには、見積り金額が20万円以上である必要があります。
通常、足場などを設置するだけでも10万円前後する場合が多いので、それほど心配しなくても良いかと思いますが、平屋などの外壁面積が狭い場合などには注意が必要かもしれません。
この時に、悪徳業者の場合は見積り金額を水増しする事があるようですが、それをわかった上で申請してしまうとあなた自身も保険会社から訴えられる可能性があります。
相見積もりを取って、相場から大きくかけ離れた施工会社に依頼する際は注意しましょう。
あくまでも「風災」による被害の場合のみ
この風災の項目は、あくまでも台風などの自然災害による被害が対象です。
経年劣化による破損等は対象になっていません。
実際に申請を行うと、申請書とともに現場の写真を送る必要があり、保険会社の人間が実際に調査にも来ます。
この時に、経年劣化による破損だと審査された場合には使用できませんので、注意しておきましょう。
ランクアップは認められない
風災は、破損した部分を元に戻すことが目的です。
そのため、元々の塗装と同じものを選択するのが基本になります。
既にその商品が存在しない場合などもあるため、同ランクのものであれば認められる可能性が高いですが、保険が利用できるからと言って、より高い高級な塗料を使用することは認められていません。
が利用できるからと言って、より高い高級な塗料を使用することは認められていません。
もしも遮熱性や断熱性に優れた高い塗料で施工を行いたい場合には、保険よりも助成金などを検討する方が良いケースもあるでしょう。