外壁塗装に火災保険が使えるの?
外壁塗装に火災保険が使えるの?
このページでは、「外壁塗装に火災保険が使えるの?」をご紹介しています。
2024/06/12
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外壁塗装に火災保険が使えるの?
外壁塗装は、数年から20年に一度はメンテナンスが必要になるでしょう。
金額的に高くなるケースもありますが、実は外壁塗装には火災保険が使える可能性があることをご存知でしょうか。
このページでは、外壁塗装で火災保険が使えるのかをご紹介します。
外壁塗装に火災保険は使える?
火災保険には、多くの場合「風災」という項目が設けられています。
この風災は、台風などの災害によって被害を受けた場合に、被害を修復するために使用される保険になります。
この風災が適用される範囲は非常に広く、
・台風によって屋根材が剥がれてしまった(瓦がズレてしまった)
・台風で飛ばされてきた物によって外壁や塀が破損した
・暴風によってベランダが破損した
・強風によって転んで怪我をした
・暴風で飛ばされたもので窓ガラスが割れた
・暴風で自動車が転倒した
なども風災として保険が降りるため、外壁塗装に関しても使用できる可能性が非常に高いです。
火災保険を使用するときには、事前に申請をするか、過去3年以内であれば申請することができます。
また、火災保険は施工会社が作った見積書をベースに金額が決められるため、事前に申請をする際には、施工業者に見積書を依頼しておく必要があります。
この火災保険は事前に申請した場合、施工前に保険金を受け取ることが可能です。
そのため、実際にはお金を支払うことなく塗装ができるかもしれません。
外壁塗装で火災保険を使う際の注意点
この火災保険を使用する上で、いくつかの注意点があります。
自分で申請する必要がある
この火災保険は、契約者本人によって申請する必要があります。
中には「火災保険の申請を代行するので・・・」といった売り込みをしてくる施工業者もありますが、規約に引っかかる可能性があるため、面倒でもしっかりと自分で申請をしましょう。
保険会社の審査があるので100%もらえるわけではない
火災保険の申請を行うと、保険会社の審査員が訪れて、申請内容が妥当なものかを審査します。
その結果、保険が降りない可能性もあります。
例えば、経年劣化による破損は火災保険の対象外になりますし、見積もりの内容的に不必要に金額が高いなどの理由で保険が降りない可能性もあるでしょう。
グレードアップはできない
基本的に風災は、「災害の被害を修繕する」事が目的になっています。
そのため、元々使っていたものと同ランクの商品の使用が前提になっています。
保険が降りるという理由で、金額的に高く耐用年数の長い塗料を使用することは、難しいでしょう。
事前申請の場合には詳細な見積もりが必要
事前に申請して保険を貰う場合、見積もりが必要になります。
そのため、しっかりと詳細の書かれている見積もりを書いてくれる施工業者を探す必要があるでしょう。
また、風災による被害であることを証明するために、被害箇所の写真を撮る必要もありますので、現地調査と一緒に写真も撮ってくれるような施工業者が良いです。
見積り金額は20万円以上
保険を受け取るためには、見積り金額で20万円以上の金額になる必要があります。
それより小さい場合は保険を受けられません。
しかし、だからといって必要以上に費用をかさ増しするのは危険です。
もしも見積書の金額をかさ増しした場合、保険が降りないだけではなく、保険会社から訴えられる危険性もあります。
中には火災保険を狙った悪徳業者も存在するため、相見積もりを取った上で、適切な金額での施工を心がけましょう。
まずは施工業者に調査を依頼してみよう
風災による被害かどうかは、一般人にはわからない場合も多いです。
また、パッと見は大丈夫でも、実はかなり危険な状態の可能性もあります。
そのため、プロに調査をしてもらうことをおすすめします。
特に、台風後などは瓦のズレなどの可能性もありますし、雨漏りはしていなくても水が滞留しているケースもあるのです。
優良な施工業者であれば、無料で調査をしてくれる所もありますので、そういった所に依頼してみるのが良いでしょう。