外壁塗装で使用する塗料の耐用年数は何年?

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外壁塗装で使用する塗料の耐用年数は何年?

このページでは、「外壁塗装で使用する塗料の耐用年数は何年?」をご紹介しています。

2024/06/14


外壁塗装では、塗料の寿命である耐用年数を把握しておくことが非常に大切です。
耐用年数は塗料の種類で異なり、耐用年数を超えた状態で塗料を放置しておくと、建物の見た目に影響するだけでなく、家の寿命も短くなってしまいます。

ここでは、「外壁塗装で使用する塗料の耐用年数は何年?」をご紹介します。

外壁塗装で使用する塗料の種類と耐用年数。そこから考える塗料の選び方

最初に、外壁塗装に使用される主な塗料とその耐用年数を確認していきましょう。

アクリル系 4~7年
ウレタン系 6~10年
シリコン系 8~15年
フッ素系 15~20年
遮熱系 15~20年
無機系 15~20年

耐用年数は、当然期間が長い方が良いです。
例えば15年間で考えた時、耐用年数が10年の塗料だと一度の塗替えで済みますが、5年の塗料となると塗り替えが3回必要となってきます。

しかし、耐用年数が長い塗料はその分価格も高くなります。
ただ、外壁塗装の塗料に関しては価格で選ぶよりは、耐用年数で選ぶ方が良いと言えます。

その理由について例をあげてみました。

まず、アクリル系塗料40万円、フッ素系塗料80万円の外壁塗装を行ったとしましょう。

塗装工事後、30年間その住まいに住み続ける場合、アクリル系塗料(耐用年数4〜7年)を使用すると、4〜7回塗り替えが必要となります。
一度の工事金額は40万円なので、アクリル系塗料における維持費用は合算すると160万円〜280万円になります。

一方、フッ素系塗料(耐用年数15〜20年)であれば、塗り替えは1〜2回で済みます。
一回の工事金額は80万円であるため、フッ素系塗料の維持費用は80万円〜160万円となってきます。

このことからわかる様に、外壁塗装の塗料を選ぶ際は、値段の安さで選ぶのではなく、耐用年数を把握し、総合的な視点をもって選ぶことが大切なのです。

塗料の耐用年数は目安の数字。年数に関わらず、定期的な塗装状態のチェックが大切

最近では、アクリル系の塗料やウレタン系の塗料が塗装工事で殆ど使用されなくなってきました。
その理由は、価格が安く、かつ性能の良い外壁塗装の塗料が多く開発されてきたからです。

アクリル系・ウレタン系の塗料とシリコン系塗料は、以前は明確な価格差があり、耐用年数が長いシリコン系塗料の方が高価な塗料として扱われてきました。
しかし近年では、これらの塗料の価格差が殆どなくなってきており、耐用年数の劣るアクリル系・ウレタン系の塗料を選ぶ必要がなくなってしまったのです。
このことから、お住まいの塗り替えの時は、まずシリコン系塗料が使用されていると考えてよいと思います。

ここで注意すべき点は、塗料の耐用年数は「期待耐用年数」と呼ばれており、あくまで目安の耐用年数であるということです。
塗料の耐用年数は、各塗料メーカーが定めた年数であり目安の数字であるため、必ず記載されている通りの期間、塗料が維持できるものではありません。

さらに、雨風や日当たり加減など環境によって外壁への影響も異なり、耐用年数も変化していきます。
そのため、耐用年数に関わらず定期的に外壁の状態を確認した方が良いでしょう。
「外壁塗装の知っておきたい基礎知識のページ」で「 外壁塗装工事の適切なタイミングは?」という記事をまとめています。
コチラも合わせて確認して頂くとより安心して外壁塗装を行えると思います。
もし、外壁塗装が必要なお住まいの状態であれば、耐用年数で判断せず一度塗装業者に問い合わせる方が良いでしょう。

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