外壁塗装の耐用年数と減価償却の関係性について
外壁塗装の耐用年数と減価償却の関係性について
このページでは、「外壁塗装の耐用年数と減価償却の関係性について」をご紹介しています。
2025/01/07
皆さんは外壁塗装における耐用年数と減価償却とはどういうものかご存じでしょうか?
「減価償却」と漢字からしてなんだか小難しそうなイメージですよね。
しかし、減価償却は特に事業で不動産を扱っている方にとっては経理に関わる重要な項目です。
このページでは、「外壁塗装の耐用年数と減価償却の関係性」をご紹介します。
コンテンツ目次
外壁塗装の耐用年数について
事業のために資本的支出を見なされる外壁塗装を行なった場合、法定耐用年数内に施工した建物が適用されます。
外壁塗装を行なった際、施工費用を「支出」と扱うか「修繕費」として扱うかで会計の処理に大きく違いが出てきます。
建物の維持に必要な工事を行った場合は「修繕費」として見なされます。
「建物の維持に必要な工事」とは、壊れてしまった部分を修繕したり、長年使った劣化によって使うことが出来なくなった設備の交換などが挙げられます。
建物の維持に必要な工事にかかった施工費用は「必要経費」として計上されます。
一方で、外壁塗装工事を行い、建物の資産価値が上がったと見なされる場合は、「資産価値が上昇すると判断された工事」とされ、施工費用は減価償却の対象として支出扱いになります。
外壁塗装における減価償却とは?
まず「減価償却」とは、経年や使用に伴って価値が減少する固定資産を耐用年数に応じて費用計上していくことです。
具体的に言えば、事業用に購入した建物や車、パソコンといった資産の費用を数年に分け、経費として計上する手続きを行うことです。
不動産や車は、年数が経過するごとに価値も低くなっていきます。
年数が経過するごとに減少した価値を、資産の価値が減った、すなわち減価と考えてその年の支出とします。
修繕費としても支出としても、最終的に必要経費として算入できる額に違いは出ません。
では外壁塗装を行う際、修繕費と資本的支出のどちらで計上した方にメリットがあるのでしょうか?
不動産運用をしている方にとって望ましいとされているのは修繕費です。
修繕費は単年で計上できるからです。
しかし修繕費、支出どちらにも節税などの面でメリット、デメリットがあります。
また会計処理が異なったり、確定申告時の影響が出ることもあるため、2つの違いは把握しておくことが重要です。