塗料の種類と特長について

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塗料の種類と特長について

このページでは、「塗料の種類と特長について」をご紹介しています。

2022/05/04

外壁塗装や屋根塗装には施工する建物や立地の条件、施工する材料の状態によって塗り方や塗料を変えて施工を行います。その他耐久性や高級感を謳った商品もありお客様が好みの塗料を希望する場合もあります。
今回はそんな塗装工事に使用される塗料の効果や特長について種類別にご紹介をします。

外壁塗装の塗料の耐久年数は10年~15年程度

外壁塗装に使われる塗料の耐久年数は約10年~15年程度と言われています。
しかしこれはあくまでも目安であり、海岸地域の家や直射日光の当たりやすい立地の建物など地域環境や立地条件によって10年よりも早く次の塗り替え時期が来てしまう事があります。
10年を基準とせず定期的なセルフチェックを心がけましょう。

主な劣化状態

外壁の主な劣化状態をご紹介します。
外壁の状態を知ることで塗装のするタイミングを知るとこができます。
外壁の劣化は放置すると大きなダメージを負ってしまいます。
劣化に気づいたら早めの対策を心がけましょう。

チョーキング

チョーキングは塗装表面が劣化し、チョークのような白い粉状になってしまう症状です。紫外線からのダメージによってラジカル反応というものを起こし塗膜が劣化してしまう状態です。綺麗に外壁の洗浄を行い塗装をすることが望ましいです。

色褪せ

同じく紫外線が原因で起こります。顔料内の結合された分子が紫外線のダメージによって切断されてしまい変色が起こります。この症状がひどくなるとチョーキングが起ります。

カビ、苔の発生

日光が当たりづらい個所で発生しやすいのが特徴。放置すると塗膜の劣化や外壁材へダメージが及ぶこともあります。

亀裂・ひび割れ(ヘアークラック)

塗膜だけが割れがあり外壁にはまだ影響がない状態です

細い0.3mm以下の亀裂(髪の毛のような細さ)のことを「ヘアークラック」と呼びます。この状態はすぐに補修が必要ではありませんがメンテナンスを行う必要があります

剥がれ、剥離

塗膜が剥がれてしまっている状態
ヘアークラックを放置したり施工不良、また下地の状態が悪い場合、浸水があった場合などに起こります。
剝れが起った場合はケレンを行い表面の塗膜を綺麗に剥がし下地処理を行った後、塗り直しを行います。

外壁塗装、屋根塗装に良く使われる塗料とその特徴

塗装工事ではどういった種類の塗料が使われそれぞれどのような特徴があるのでしょうか?ここでは代表的な塗料をいくつかご紹介いたします。

ウレタン塗料

・メンテナンスがしやすい
・綺麗なツヤを表現できる
・比較的安価

ウレタン塗料は伸縮性に優れ弾性を持っています
塗料の中で柔らかい特徴を持っています。
ひび割れを起こしても塗料の密着度が高くひびが広がるのを抑制してくれる特徴があります
塗料の中でリーズナブルであり多くの現場で使用されています

シリコン塗料

・光沢の持ちが良い
・汚れが付着しづらく美観を保ちやすい
・価格と耐用年数のバランスがよい(コスパがよい)
・塗装後の外壁のメンテナンスに掛かるコストを抑えたい

シリコン塗料は塗装工事の際に一番使用されている種類であり各メーカーが販売している商品それぞれも高い信頼性のものとなっています。

ラジカル塗料

・チョーキングが起こりにくい
・防汚性、防カビ性が高い
・作業性が高い(施工しやすい)
・塗装時の光沢が持続

日本ペイントが「パーフェクトトップ」という名で販売を開始した塗料です
ラジカルとは紫外線や酸素・水などが顔料に接触した時に発生する劣化因子を指しています
ラジカル塗料はラジカルの発生を抑制し劣化を抑える特徴を持っています

 

フッ素塗料

・雨水や酸化、紫外線に強いまた温度変化にも強い
・親水性であり雨と一緒に汚れを浮かし流れてくれる
・光沢が長持ちすることが期待できる

高価な塗料ですが耐久性は他の塗料と比べて高く汚れが付きにくい特徴があります
手間のかからないメンテナンスで長期間美観を保つことが可能
頻繁に塗り替えできない大きな建物(商業施設)などの塗装に使用されることが多い塗料です

無機塗料

・耐用年数が高い
・カビや苔が発生しにくい
・汚れにくくまた汚れが付着してもすぐ落ちる性質がある
・不燃性で燃えにくい

無機物を混ぜて作られた塗料を指します。無機物自体は劣化を起こさず半永久的な耐久性を持ちますがそのままの状態だと塗料として使用ができない為、実際は有機物も混ぜ合わせたうえで無機物の特長を活かした塗料なっています

 

塗り替えの周期を遅らせる為に

塗り替えはとても時間と費用がかかります。家のメンテナンス費用を抑えるためにも塗り替えの周期はできるだけ長くしたいですよね。

このブログの最初にも紹介した通り塗装工事は10年~15年と言われていますが地域によっても異なります。
できるだけ定期的に目視などでセルフチェックを行い汚れなどは市販の高圧洗浄機などで清掃するなど自宅でできる範囲の事を行うだけでもその後の耐用年数に大きく差がでます。

長く美観を保つためにも意識してメンテナンスをしてみてはいかがでしょう?
その結果トータルにかかるメンテナンス費用を抑える事ができます。

まとめ

今回は外壁塗装工事、屋根塗装工事の際によく使用される塗料を紹介しました。塗料は価格や特長など様々ありお客さんの要望や使用する建物、期待する効果によって使い分けを行います。
普段塗料と関わらない人にとってはどれを選択して良いか迷われるかと思いますが専門の塗装業者と相談して最適な塗料を選択していくと良いでしょう。
このサイトでは東京都のおススメ塗装業者さんを紹介しています。
外壁塗装や屋根塗装でお困りの方は一度相談してみてはいかがでしょう。

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