外壁塗装に使われる塗料の種類
外壁塗装に使われる塗料の種類
このページでは、「外壁塗装に使われる塗料の種類」をご紹介しています。
2024/06/10
外壁塗装に使用される塗料には種類があり、品質や耐用年数、建材により使用する塗料の種類を変える必要があります。
耐用年数が長くなるにつれ品質が良いことから、塗料の価格も高くなります。
基本的に、下塗り・中塗り・上塗りと3回塗ります。
このページでは、「外壁塗装に使われる塗料の種類」をご紹介します。
コンテンツ目次
外壁塗装に使われる塗料の種類
1回目に塗るもので、中塗りや上塗りの密着をよくしたり、外壁に塗料がしみこみにくくするものです。
外壁塗装に使われる塗料の種類の色は白か透明のものが多く、価格は600〜1200/㎡程です。
シーラー
シーラーは水っぽくてサラサラしてるので、下地の傷みが少なく、塗料がしみこみにくい外壁に使われます。
コンクリート・モルタル・石膏ボードなどの壁に適しており、サイディング外壁に使われることが多く、傷み具合によって水性や油性を使い分けます。
フィラー
フィラーはドロドロとした塗料で厚みを出すことができます。そのため、傷んだ外壁の凸凹を埋めるのに使われます。 モルタルの壁に適しています。
微弾性フィラー
シーラーとフィラーの性能を併せ持った塗料で、名前の通り塗膜に弾性があり、ひび割れを起こしにくくしてくれる働きがあります。 ひび割れを起こしやすいモルタルの壁に適しています。
プライマー
プライマーは、接着タイプや防錆タイプなどあり性能により使い分けます。
接着タイプのものは、外壁を強化してくれたり、中塗りや上塗り塗料の吸収を抑えたり、密着をよくしてくれます。 防錆タイプのものは、錆びやすい鉄部分の下塗りとして使用します。 コンクリートやモルタル外壁、鉄部分に適しています。
中塗り塗料と上塗り塗料
中塗り塗料と上塗り塗料は、基本的には同じものが使われます。
なので、業者によっては、下塗り・上塗りを2回塗るという業者もあります。
1回塗りだけでは、職人の腕が良くても、塗料の性質上、ムラや塗り残しがあるので2回塗ります。
2回塗ることで、色付きが良くなり、十分に厚みが出ます。
また、1回での塗布量がメーカーによって決まっているため、1回で厚く塗るということをしてはいけません。
中塗りと上塗りでは同じ塗料を使います。そのため、何回塗ったか職人は微妙な色味で分かりますが、お客様には判断が難しくなります。
何回塗っているか分かりやすくするため、中塗りと上塗りの塗料の色を少し変えてもらうと、手抜きをされていないか確認ができます。
塗料が完全に乾いてから、上塗りの塗料を塗るので、完成のイメージの色と変わることはありません。
アクリル
耐用年数は、5〜7年程で価格は1400〜1600/㎡程でとても安価です。
アクリル塗料は、耐用年数が短いためこまめに塗り直しが必要となるので、使われることが少なくなりました。
しかし、発色やツヤが良く、塗料の種類が豊富なことから、色合いが沢山ありこだわりたい方や、塗りやすいためDIYに使用する素人の方が使われる傾向にあります。
ウレタン
耐用年数は、6〜8年程で価格は1700〜2200/㎡程です。
ウレタン塗料は、塗膜がしなやかで弾性があるため中でヒビを起こしても、塗膜表面にヒビが起こりにくい特徴があります。
美しい艶を表現しやすく、高級感のある光沢が魅力的です。 艶消しタイプのものもありますが、艶ありタイプのものより耐久性が劣ります。
また、ウレタン塗料はヒビには強い傾向がありますが、紫外線や水により劣化しやすく、汚れやすいという性質があります。
耐用年数も短めのため、あまり使われなくなりました。
シリコン
耐用年数は10〜15年で、価格は2500〜3500/㎡です。 シリコン塗料は、光沢が長持ちするため色褪せにくく艶があります。
また、雨や水、紫外線に強く、汚れにくく、耐用年数と価格から他のものと比べ、コストパフォーマンスに優れている特徴があります。
ですが撥水性に優れているため、密着性が良くないので重ね塗りには不向きです。
塗料の種類が沢山あるので、同じシリコン塗料でもピンキリのため、シリコン含有率が高いものや大手メーカーのものを選びましょう。
フッ素
耐用年数は、15〜20年で価格は3500〜4500/㎡です。
フッ素塗料は、価格は高いものの耐用年数が長いため商業施設や塗装のしにくいところに使われます。
また、紫外線や雨、汚れにも強く、防カビ性と防藻性があるので綺麗に保つことができます。
しかし、完全ではないので多少のお掃除は大事です。
そして、艶ありしかないので艶消しが良い方には向きません。