外壁塗装における正しい色の選び方
外壁塗装における正しい色の選び方
このページでは、「外壁塗装における正しい色の選び方」をご紹介しています。
2024/06/12
外壁塗装は、その色合いによって大きく印象が変わります。
塗装に失敗すれば、再度高い金額を支払って塗装する必要があったり、家族も不満を持ったまま生活する危険性があります。
このページでは、外壁塗装における色の選び方について説明します。
コンテンツ目次
外壁塗装における色の選び方とは?
外壁塗装の色合いはどの様に決めるのが良いのでしょうか。
まずは面積の大きな部分の色を決める
服のコーデイネートでも言われることですが、全体の印象を決めるのは大きな面積の色合いです。
人によっては細かい部分の色を先に決めたがる場合もあるでしょうが、特に家のように金額の高い施工の場合には、定石通りに色を決めるのがおすすめです。
色を使いすぎない
多くの色を使いすぎると、ごちゃごちゃとした印象になってしまい、見ている側としてもストレスを感じる可能性があります。
また、
・赤と青
・紫と緑
のように全く違った色合いを合わせると、不快感を覚える可能性があります。
そのため、
・オレンジと黄色
・青と緑
・白とグレー
などのように、近い色同士を合わせるのが無難でしょう。
美術の教科書などで出てきた「色相環」と呼ばれる色の配色が下記の図になります。
隣同士が近い色で、「類似色」と言われます。
反対の色はお互いに反発し合う可能性が高いため、一緒に使うのはお勧めできません。
また、色の華やかさを表す指標として「彩度」があります。
この彩度が高いと、原色に近くなり、組み合わせるのが非常に難しくなります。
反対に彩度の低い薄い色を選択すると、他の色を邪魔しにくくなりますので、そういった色の選択も良いでしょう。
また、色を分ける場合には、1階部分と2階部分のように分けるのがおすすめです。
理想の雰囲気の画像を探しておく
施工業者に見積もりなどを依頼する前に、理想の雰囲気の画像を探しておくのがおすすめです。
今は、ネットで何でも検索できる時代ですので、
「外壁塗装 おしゃれ」
「外壁塗装 シンプル」
「外壁塗装 奇抜」
「外壁塗装 北欧風」
などのように、イメージで検索する事ができます。
その中で、気になる物があれば、ブックマークや印刷をしておき、実際に施工業者に確認してみましょう。
色にはそれぞれ番号が決められており、職人さんが見れば近い色を再現してくれる可能性が高いです。
色を選ぶ際の注意点
色を選ぶ際には、いくつか注意点があります。
カラーシミュレーションがあるかを確認する
施工業者によっては、自宅の写真を使って仕上がりの写真を作る「カラーシミュレーション」というものを作っている会社があります。
カラーシミュレーションを使用すれば、実際に自分の家を使ってリアルな物が想像できるため、非常に便利です。
特に前項でも話した色の組み合わせに関しては、実際に合わせた物を見てみるのが一番簡単です。
色見本は塗料メーカーのものを使う
色見本は、各塗料メーカーが出しているものと、日本塗料工業会が出しているものがあります。
日本塗料工業会が出しているものは、細かい色が全て載っており選択肢は非常に多いのですが、それが反対に混乱する原因にもなります。
それであれば、塗料メーカーが抜粋した色の中から選択するほうが、間違いがありません。
面積や光の当たり方によって見え方は変わる
色というのは、思っている以上に状態によって見え方がわかります。
例えば、同じ色でも大きな面積で見るのと小さな面積で見るのとでは明るさが違って見えます。
その他にも、蛍光灯と日光、快晴時と雨天時、外壁の素材によっても色の感じ方は変わってきます。
できれば実際の物件の条件と近い色を確認するようにし、それらを含めて専門家である職人さんに相談するのが良いでしょう。