外壁塗装の見積書をもらったらチェックすべきポイントとは？

このページでは、「外壁塗装の見積書をもらったらチェックすべきポイントとは？」をご紹介しています。

• 外壁塗装の費用や相場など工事料金について

2021/01/30

外壁塗装において見積もりを出してもらうのはもちろん重要ですが、そもそも何を基に見積もりを出しているのか、また見積もりに何が記載されているかを理解しなければ意味がありません。
このページでは、見積もりのどの項目をチェックすべきか、正しい見積もりの取り方・見方をご紹介しています。

外壁塗装の見積書をもらったらチェックすべきポイントを解説

外壁塗装を含め、リフォームや建築系の見積書は非常にわかりにくいという声をよく耳にします。
建築業界特有の専門用語も多いですし、塗装に関しては塗料の種類によって値段が全然違います。
だからと言って、細かいところは塗装業者にお任せというのは、本来よりも高い提示額になっているのに気づかなかったりとデメリットが多いです。

肝心なのは、「外壁塗装一式」などおおざっぱな見積書ではなく、何にいくらかかるのかがはっきりわかるように、項目ごとに詳しく金額を提示してもらうことです。
そして見積書をもらったら、まず次の事項が明記されているかチェックしましょう。

①支払い条件

支払いは、契約時と工事完了後に発生します。
支払い方としては、工事完了後１回払いと契約時と工事完了後の２回払いが多いです。
注意すべき点は、全額支払いを要求してくる業者は、お金をもらって逃げてしまうこともあるこということです。

②料金相場

ネットや口コミなどでお住いの地域の外壁塗装の費用相場を調査しておき、法外に高い、もしくは安い塗装業者は避けた方が無難といえます。
「今この場で契約してくれたら大幅値引きします」というのは悪徳塗装業者の営業における常套句なので、安さだけに飛びつかず冷静に比較検討してから決めるようにしましょう。

③塗装工事以外にかかる費用

塗装工事には足場代や高圧洗浄代、ネット養生代、マスキング費用、シーリング・コーキング打ち替え費用など、様々な諸経費がかかります。
後々支払いをする段になってトラブルにならないように、これらにかかる費用も要確認です。

④塗装の種類、回数、塗装箇所

塗料に関しても事前に確認しておくと良いです。
塗料の機能、メーカー、塗料名、樹脂成分など確認しておくと良いでしょう。
万が一トラブルが起きた場合にメーカーに確認することはできますが、事前に塗料の情報を確認しておくことで希望する効果が得られる塗料かどうかをチェックすることもできます。
また、見積書には、塗りの回数を明記してもらうことをおすすめします。
通常塗装では3回が基本、機能性塗料の場合なら4～5回の塗装でその効果を発揮します。

ネットやチラシで外装塗装の工事代金を比較すると、媒体によって大きな金額差があります。
お客様にとっては、どれが本当の適正価格なのか、とてもわかりにくいです。
さらに悪いことに、相場の何倍もの料金で工事の押し売りをする悪徳塗装業者も近年では増えてきています。

以上を含め、相場価格は自分で調べるのが一番良いようです。
今はたくさんの塗装会社が自社のホームページを持っており、ネット上で問い合わせも簡単にできます。
そして、それぞれの塗装業者のサイトを含め、比較サイトなども参考にすると、料金以外にも工事後の感想など何かと気になる情報を得られます。

外壁塗装の一括見積もりサイトには注意が必要

多くの塗装業者から見積りを取るにしても、一件一件問い合わせるのは面倒です。
なので、多くの方は個々の塗装業者を調査するよりも「一括見積サイト」を利用しています。
なぜなら、こうした「一括見積サイト」は、複数社の見積もりが一度に取れるので便利で簡単だからです。

しかし、「一括見積サイト」には意外な落とし穴もあるので注意が必要です。
こういったサイトは、登録している業者が見積サイト運営会社に紹介手数料や成約手数料を支払わなければならない仕組みになっているものがほとんどです。
紹介手数料は1案件につき10,000～20,000円、成約手数料は契約金額の10～20％が相場と言われています。
例えば100万円の塗装工事が成約に至った場合、塗装業者はサイト運営会社に対して11～12万円の手数料を支払います。
そして、その手数料は最終的に利用者が支払うことになります。
つまり、100万円でできる塗装工事に112万円を払うことになるかもしれないのです。

しかし、サイト運営会社に支払う手数料分を上乗せして見積もりしてくるのは、まだいい方です。
こういったサイト内では業者間の競争が激しいですから、本来100万円の工事を80万円で請けるなんていう業者もあるようです。
そんな塗装業者は儲けを出すために手抜き工事をしたり、塗料を薄めて使ったりすることがあるので、安すぎる見積りには裏があると思って差し支えないでしょう。
本当にいい技術を持っている優良塗装業者ほど、こういった「一括見積サイト」には登録していません。
信頼できる塗装業者を探すなら、多少の手間がかかっても地元の業者を丁寧にあたるのが得策といえるでしょう。